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help リーダーに追加 RSS ガラスの響き。ジンマンのマーラー:交響曲第6番。

<<   作成日時 : 2008/12/01 20:54   >>

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マーラー:交響曲第6番 イ短調

デイヴィッド・ジンマン指揮
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団

(2007年録音)


 ジンマンのマーラー・チクルスも第6番まで来た。
ここ2年、第1番から順を追って聴き進めてきたのも非常に楽しい時を過ごしている。

 第4番まではオケの美しさが前面に出ていたような感じがあったが、第5番くらいからジンマンの狙いが明瞭に分ってきたように感じる。

 で、今回の第6番。まず徹頭徹尾美しい音である。録音を含めてここまで美しい第6番を聴いたことがない。

 私はテンシュテットでこの曲の陰惨な凄さを知ったが、ジンマンの演奏はそこからさらに目からうろこが落ちる思いである。

 第1楽章のテンポは中庸である。見事に中庸。テンポは細かく設定しているようだがまったく不自然な印象がなく、常に艶やかな音楽が流れている感じ。
 最近よくある、これ見よがしに煽ったような部分がなく、音楽は流れているが十分にためを持っており充足感がある。これはなかなか出来るものではないと思う。

 第2楽章はアンダンテ。やや速めのテンポであっさり歌うようだが、ここでも細かな表情が息づいている。まさに室内楽的。ジンマンの特質が生きている感じだ。

 第3楽章にスケルツォ。激しさよりも透き通るような不気味さがある。この音楽は今まで聴いたことがない。ガラスのような響きだ。

 第4楽章。徹底した綿密な計算が成功していると思う。まずダイナミクスがはっきり分る。ハンマーの音はかなり激しいが、オケの音はけっして汚れず涼やかな響きさえ感じる。
 そして、テンポの揺れ動き、アゴーギクもかなり細かい。ここまで作りこめば唖然である。どこぞのごり押しでイケイケな演奏とはわけが違う。

 今年は第6番の新譜を数枚聴いたが、ハイティンク&シカゴ響とは全く違う次元で凄い演奏である。
 まったく驚いた。


 さて、今日から12月です。通勤電車もラッシュが激しさを増したように思いますが気のせいでしょうか。

 不況と言いますが、気分だけはしっかりとして生きたいと思います。今日もこれだけ素晴らしい音楽に出会えて幸せでした。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは〜。おお、いつの間にやら6番まで出ていましたか!そろそろ自分のブログでもこのチクルスを取り上げねばなりませんね(って自分の話でスイマセン)。6番は、まだ未聴なのでコメントできませんが、1〜4番までは期待ほどのインパクトはなく(ベートーヴェンが鮮烈すぎた)、5番でアップしてきたので、後半におおいに期待していたのです(その割に発売に気付かないとは情けない)。さっそく本日、銀座山野楽器で購入してきます!今日はへヴィメタ、ジャズと20枚は買いたい!あーーいかんいかん。
アッシー映画男
URL
2008/12/07 10:29
■アッシー映画男さん

第6番はかなりよい出来だと思いますよ。これきいて4番以前を聴くとまた違って聴けるかもしれません。

ヘビメタ、実は好きなんです。またなにかおすすめがあったら教えてください。

ピースうさぎ
2008/12/07 21:15
こんばんは。
ジンマンのマーラーは2番を聴いて、なかなかと思っていたのですが、タワレコでバーゲンをやってるのをいいことに、残りの1-6番を全部揃えてしまいました。

せっかく買ったSACDプレーヤーを生かさない手はありませんからね。

明日からぼちぼち聴いて行きます。
Summy
URL
2009/02/25 00:19
■Summyさん

タワレコではBMGさよならセールとかやってますね。いいお買い物しましたね。

でもジンマンのマーラーの第7番以降が心配です。ちゃんと発売されるのでしょうか。
ピースうさぎ
2009/02/25 20:21

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